電力自由化ってなに?
うちには関係ない・・・
いいえ、家庭に大きくかかわる電気のことです!
ご家庭に合った電力メニューが自由に選べるようになる状況が2016年4月にやってきます。現在多くの方が「従量電灯」という使用量に応じた料金契約になっていますが、これからは時間帯によって電気の値段が変わっていきます。当たり前に払っている電気代が安くなるチャンスがくるわけです!
そもそも国が、なぜ電力小売り自由化をするかというと、その理由は大きく分けて3つあります。
流れに沿って説明すると・・・
2015年
地域を超えて電気をやりとりが
できるようになります!
現在、電力の需要は地域ごとに行われていますが、今後は地域を超えて電気を融通できるようになります。そうすると、万が一の災害時でも停電が起こりにくくなります。
2016年
一般のご家庭も電力会社を
自由に選べるようになります!
今まで電気事業者は、一般家庭に自由に電気を販売できませんでした。今後は、全てのご家庭・企業が電力会社や料金メニューを自由に選べるようになります。
2018〜2020年
各事業者が送配電ネットワークを公平に使えるようになります!
発電した電気を送り届けるのに欠かせないのが送配電ネットワークです。もし新規参入した事業者が送配電網を使えなければ、商売ができません。そこで、電力会社の送配電部門が別会社になり、公平に利用できるようになります。
つまり、災害が起こっても電気が安定して使え、電気料金の値上げを防ぎ、あらたなビジネスが生まれることで日本の景気アップ!ということです。一般家庭には2016年になると、大手電力会社以外の会社が、さまざまな電力メニューやサービスを売り込んでくるでしょう。昔、電話会社は選べませんでしたが、今は自由に会社を選ぶことができますよね。そんな状態が電気にも起こるわけです。